マンションでのいびきは鉄筋コンクリートでも響く?響きやすい音や防音対策を徹底解説!

マンションでのいびきは鉄筋コンクリートでも響く?響きやすい音や防音対策を徹底解説!

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マンションなどの集合住宅で暮らす際、悩みの1つとなりやすい「いびき」

鉄筋コンクリートは木造の物件に比べて、比較的音が響きづらいのが特徴です。

しかし、鉄筋コンクリートでも、いびきや生活音などは案外響いてしまいます。

  • 鉄筋コンクリートのマンションに住んでいるけど、いびきが聞こえてくる
  • 隣の部屋のくしゃみや話し声が聞こえてきて、うるさい
  • いびきが響いてきて、夜眠れない

周囲の物音で悩まされている人も多いんじゃないでしょうか。

一度気になり始めると、もう耳から離れなくなってしまいますよね。

そこでこの記事では、鉄筋コンクリートのマンションでもいびきは響くのか解説していきます。

どのような音が響くのかや、自分でできる対策などもお伝えしていくので参考にしてください。

目次

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マンションが鉄筋コンクリートでもいびきは響く?

音のトラブル

鉄筋コンクリートのマンションでも、いびきは響いてしまいます。

いびきだけではなく、その他の生活音なども漏れてしまうことが多いです。

以下の表は、建物の造りによって、どの程度の防音性能があるか表したものです。

スクロールできます
壁の厚み(内装を除く)一般的な遮音等級音の響き方
木造130~150mmD-35~40話し声やテレビの音が聞こえる
鉄筋コンクリート150~200mmD-50~大きい物音が小さく聞こえる
木造と鉄筋コンクリートの比較

遮音等級:空気中を伝わる音を、壁などがどれぐらい遮断してくれるのかを表すものです。

遮音等級は、数字が大きければそれだけ音を遮断できることが期待されます。

ちなみに、壁の厚みが150mm以上あれば、隣人の生活音は聞こえずらいと言われています。

当たり前ですが、木造に比べて鉄筋コンクリートのほうが、音が漏れづらいことが分かりますね。

ただ、物音の大きさによっては、隣の部屋の音は聞こえてきてしまいます。

静かになる夜中などは、特にいびきなどが響いて気になってしまいますね。

いびき以外の響きやすい生活音の例

騒音となりやすい音として、くしゃみや足音などがありますよね。

ここでは、日常生活の中でどんな音が響きやすいのか紹介していきます。

  • テレビの音
  • 足音
  • くしゃみ
  • 話し声
  • 掃除機や洗濯機などの家電の音
  • ドアの開閉の音
  • 大音量の音楽

上記は、集合住宅で騒音トラブルになりやすい音の一例です。

この他にも、生活していく上で様々な音が発生しています。

一般的な騒音レベルは以下の通りです。

スクロールできます
音の大きさ(デシベル)感じ方の目安音の具体例
30db静か筆記音
40dbささやき声、エアコン
50db普通家電機器、普通の話し声
60db掃除機、洗濯機、いびき、テレビの音
70dbうるさい音響機器、目覚まし時計
80dbピアノやエレクトーンなどの楽器、大きないびき
90dbとくにうるさい犬の鳴き声、サイレン
日常の音の大きさの目安

音の大きさはdb(デシベル)で表されて、数値が大きくなればよりうるさい音になります。

いびきは大きな人になると、80dbもの音になってしまいますよ。

隣の部屋の聞こえ方は、遮音等級の数字と物音の大きさで想定することができます。

音の大きさ(デシベル) - 遮音等級の数字 = 聞こえてくる音の大きさ

例えば遮音等級がD-50の鉄筋コンクリートの部屋の場合、隣の部屋から楽器の音が聞こえてくる音は30dbほどの音になります。

80db(楽器の音) - 50db(遮音等級) = 30db

30dbの音だとしても、静かな夜中だとかなり気になってしまいますね。

いびき等の生活音で悩んでいる声

ここでは、周囲の生活音で悩んでいる方の声を紹介していきます。

鉄筋コンクリートのマンションに住んでいても、響いてくる生活音で悩まされている方が多かったです。

特に大きないびきは、夜中に響いてくることもあり、寝れない要因にもなってしまいます。

それが原因で不眠になってしまい、体調不良に繋がってしまうこともあるので、深刻な問題ですよね。

大きすぎる足音や、大音量で音楽をかけたりすることは意識的に止めることができます。

しかし、いびきや話し声などは、気を付けるにしても限界がありますよね。

そのため、まずは自分で防音対策を行い、漏れてくる音を防ぐ必要があります。

自分でできる防音対策

白い壁の部屋

自分でできる具体的な防音対策は以下の3つです。

  1. 防音シート
  2. 家具の配置
  3. 窓の防音対策

1つ1つ説明していきますね。

①防音シート

防音効果が期待出来るのは、防音シートです。

防音シートは壁や床に張り付けることで、漏れ出てくる音を軽減してくれます。

商品によりますが、10db〜15db程度の音を軽減してくれるものもあるようです。

以下の商品は、防音シートの厚みが0.9mmもあり、高密度吸音材を使用しているため防音効果が期待できますよ。

また、楽天市場でも星4以上の高評価が多く、隣から聞こえてくる音が小さくなったという口コミもありました。

こちらの商品は厚みが1.2mmあり、検証実験ではノイズが10db以上減らすことができている商品です。

防音シートを貼り付ける際は、該当の壁の7割以上に貼らなければ効果が出ないので注意しましょう。

また、鉄筋コンクリートは、上の階の物音が響きやすい傾向にあります。

上階からの足音が気になる場合は、天井にも防音シートを貼りましょう。

貼る場合は、剥がせる両面テープなどで貼ると、剥がす際も簡単ですよ。

②家具の配置

防音対策として、よく音が聞こえてくる壁の方に家具を置くようにしましょう。

家具が音を吸収・遮断してくれるので、聞こえてくる音が小さくなります。

その際に、壁から5〜10cmほど離して置くことで、こちら側の音も相手に漏れにくいですよ。

逆にベッドなどの寝る場所は、移動した家具と反対側に置くのがベストです。

音から距離を取ることによって、静かに寝ることができるかもしれませんよ。

③窓の防音対策

窓は、部屋の中で防音性能が低いところです。

隣人が窓を開けて寝ている場合、いびきが窓を通して聞こえてきてしまいます。

対策としては、遮音シートや遮音カーテンを設置することで、軽減することができますよ。

遮音カーテンの場合、一般的なカーテンよりも厚みがあるので、外からの音を軽減してくれます。

こちらの商品は防音効果のほかにも、遮光や断熱効果もあるカーテンです。

色や柄も多数あり、部屋のインテリアに合わせて選べるのも嬉しいポイントです。

遮音カーテンにすると、いびき以外にも車の走行音や外の話し声などにも効果が期待できそうですね。

引越し

防音対策を行っても音が気になってしまう場合は、引越しの検討が必要かもしれません。

漏れてくる音によって、生活リズムや体調を崩される方もいると思います。

部屋が気に入っている場合は残念ですが、身体には変えられません。

いま現在、我慢している場合は、限界になる前に引越しを検討しましょう。

騒音で引越しをする際に物件の防音性能を見分けるポイント

騒音トークン

騒音で悩まされない物件を選ぶためには、以下の4つのポイントがあります。

  • 部屋の作りやフロアの間取り
  • 築年数
  • 部屋の位置
  • 内見時でのチェック

どうしても引越しをしなければいけない場合には、周囲の音に悩まされない物件を選ぶことが重要です。

こちらも1つずつ見ていきましょう。

①部屋の作りやフロアの間取り

部屋の作りとして、居室部分が他の部屋と隣合っている物件は、音が響きやすいです。

間取り図
響きやすい間取り図の例

図のように居室部分が隣合っていると、どうしてもお互いの生活音が響きがちです。

逆に、居室部分の間にクローゼットなどがあると、音が吸収されて響きづらいですよ。

物件を見る際は、同じフロアの部屋の間取りも確認してみましょう。

②築年数

築年数が経過していると、防音性能が低くなる傾向にあります。

壁内の素材が劣化していたり、壁の中に空洞ができてしまっていることがあるからです。

空洞ができてしまうと、音が通りやすくなってしまいます。

鉄筋コンクリートの物件を見る場合は、築年数30年以内のものを目安に検討しましょう。

リノベーション済みの物件は、壁内の補修をしているケースがあるので、不動産屋さんに聞いてみるようにしましょう。

③部屋の位置

部屋の位置は、角部屋か最上階が音が響きづらいです。

角部屋の場合は、片方にしか部屋がないので、音が漏れてくる可能性は半減します。

また、最上階ですと、上からの物音の心配はありません。

出来る限り騒音のリスクを避けるためにも、部屋の位置は重要なポイントですね。

④内見時でのチェック

物件を内見する時には、以下のポイントをチェックしてみましょう。

  • 壁をノックしてみる
  • 壁に耳を当ててみる
  • 共用部の響き具合を確認する
  • 窓を開けて周囲の音を確する

壁をノックしたときに、軽い音がしたり音が反響したように感じる部屋は、壁が薄いかもしれません。

そういった部屋は避けた方が無難ですね。

また、廊下などの共用部の音の響きも重要です。

不動産屋さんに共用部を歩いてもらい、音がどれぐらい響くのか確認してみるといいかもしれません。

せっかく引っ越すなら、騒音に悩まされないような部屋を選びたいですね。

まとめ

リビング風景

この記事では、鉄筋コンクリートのマンションでもいびきは響くのか解説してきました。

防音性能が高いと言われている鉄筋コンクリートのマンション。

しかし、鉄筋コンクリートでもいびきや生活音は響いてしまいます。

特に大きないびきなどは、思っているよりも大きな音を出しています。

大きすぎる音は、防音性が高い鉄筋コンクリートのマンションでも、防ぎきることはできません。

いびきや話し声は意識的に出ている音ではないため、管理会社に連絡してみても対応できないかもしれません。

気になって眠れないという方は、まずは自分でできる防音対策を行ってみましょう。

自分でできる防音対策は、以下の3つです。

  • 防音シート
  • 家具の配置
  • 窓の防音対策

防音対策をすれば、騒音の悩みが軽減されるかもしれません。

自分で最低限の工夫をして、部屋で快適に過ごしていきたいですね。

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