mark ~被災地に笑顔が戻る日まで~「文化による復興支援シンポジウム」≪※終了しました≫

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日時:平成23年9月24日(土)15:30~19:05
場所:国立劇場(東京都千代田区)
内容:
    ≪鼎談≫
       近藤 誠一(文化庁長官)
       北川 フラム(アートディレクター)
       赤坂 憲雄(遠野文化研究センター所長)

    ≪被災地にエールを!≫
       遠野小学校児童の合唱「遠野の里の物語」

    ≪映像報告≫
      「三陸文化復興プロジェクト」の取り組み

    ≪シンポジウム「文化と災害復興」≫
       コーディネーター
       赤坂 憲雄

       パネリスト
       栗原 祐司(文化庁文化財部美術学芸課長)
       湊   敏(山田町立鯨と海の科学館館長)
       佐々木 健(大槌町教育委員会生涯学習課長兼図書館長)
       熊谷  賢(陸前高田市立海と貝のミュージアム学芸員)
       中村 仁彦(大船渡市民文化会館企画運営員)

主催:遠野市(遠野文化研究センター) 共催:文化庁 協賛:国立劇場

報告:シンポジウムは秋篠宮同妃両殿下や眞子内親王殿下もご臨席されたのをはじめ、多くの方々にご来場いただきました。本田敏秋遠野市長による、心の復興には文化による復興が必要というメッセージのあと、所長の赤坂憲雄と近藤誠一氏(文化庁長官)、北川フラム氏(アートディレクター)の鼎談からはじまりました。所長が大震災の悲惨な現状のなかで文化は何ができるのか、震災後に被災地で聞いた「獅子踊り」にまつわるエピソードを挙げ、民俗芸能という文化が生きる力となっていると語りました。近藤氏は文化や芸術による復興が必要となることを阪神・淡路大震災の教訓などを交えて話し、北川氏も新潟県中越地震の被害に遭いながらも越後妻有ではトリエンナーレを開催していることを話し、芸術が持つ力について話しました。また鼎談の最後には東北を舞台にした芸術祭の開催についての提言も行われ、今後の文化や芸術による復興支援についての方向性も話されました。
 その後、6月のシンポジウムに引き続き、「被災地にエールを!」と遠野小学校児童による表現活動『遠野の里の物語』が上演されました。高学年児童150人とビデオでの参加の低学年児童150人による大合唱をはじめ、演者の見事な演技、そして児童代表による東北はひとつにつながっているというメッセージに、会場は感動に包まれ、割れんばかりの拍手が遠野小学校児童に送られました。
 休憩をはさんだ後は遠野文化研究センターが行っている献本活動や文化財レスキューを中心とした「三陸文化復興プロジェクト」の取り組みが映像で報告され、次に「文化と災害復興」をテーマとしたパネルディスカッションが行われました。
 コーディネーターである赤坂所長の進行で、中村仁彦氏(大船渡市民文化会館企画運営員)、熊谷賢氏、(陸前高田市立海と貝のミュージアム学芸員)、佐々木健氏(大槌町教育委員会生涯学習課長兼図書館長)、湊敏氏(山田町立鯨と海の科学館館長)が、各々の市町の被災状況をはじめ博物館や図書館などの文化施設および文化財の現状を話されました。市町ごとに直面している問題が異なることや、各市町が抱える今後の課題が明らかになりました。
 文化庁の文化財レスキュー責任者である栗原祐司氏(文化庁文化財部美術学芸課長)は、今回の大震災によって多くの国指定文化財やミュージアムが被害にあったこと、また被害に遭った文化財のレスキューに多くの機関や団体が関わっていることをお話しされました。
 それぞれの報告後、赤坂所長は今後の文化財の支援について、現地では未だ難しい地域文化調査や、専門家の支援体制などの必要性を訴えました。

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