mark 平成24年 受賞者・受賞団体

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 遠野の豊かな文化資源を発掘、調査研究、伝承または活用し、文化の振興に寄与した方に贈る「遠野文化賞」の第2回受賞者が決定しました。

◆遠野文化賞

ロナルド・A・モース氏(アメリカ合衆国ネバダ州在住)

1 受賞理由
 昭和50年(1975)に『遠野物語』を英訳し、遠野国際交流基金から出版。『遠野物語』が初めて諸外国に向けて出版され、『遠野物語』の舞台である遠野を世界に紹介する契機となりました。
 平成20年(2008)には英訳改訂版を出版し、さまざまの機会をとらえて『遠野物語』や遠野の魅力について情報発信しています。また、モース氏の視点で書かれた英訳版遠野観光解説書も提供され、この書をベースに諸外国語版の解説書も出されました。
 本年8月に開催しました「国際フォーラム 21世紀における柳田国男」では、柳田に造詣の深い外国人研究者のコーディネートを行い、本イベントを成功に導いています。
 以上のように、モース氏が『遠野物語』に「世界に通じる普遍性」を見出し、さまざまな折に触れて『遠野物語』や外国の人びとに、そして外国人の目線から日本の人びとに紹介し続けたことは特筆に値し、同賞の目的である「文化を活かした元気なまちづくり」にふさわしいものであるとのことから、今回の受賞となりました。

2 主な経歴
 昭和13年(1938)生まれ。カリフォルニア大学卒。同大学バークレー校在学中に1年間日本に留学し、日本の文化や民俗に魅せられ、日本研究の道を志す。卒業論文は「柳田國男の研究」。卒業後はプリンストン大学の大学院博士課程に学び、博士号を取得。国防総省、国務省、経済戦略研究所(ESI)副所長、メリーランド大学国際部長、カリフォルニア大学ロスアンゼルス校((USLA)教授、麗澤大学国際経済学部教授などを歴任。昭和50年(1975)に遠野国際交流基金から英訳『遠野物語』を出版、平成20年(2008)にはその改訂版を出版。現在は『遠野物語拾遺』の翻訳作業を行っています。

◆遠野文化奨励賞

 国内外の若手研究者から遠野に関する論文を募集した「遠野文化奨励賞」については、2点の応募がありましたが、今回は該当なしという結果となりました。

カテゴリー 遠野文化賞・佐々木喜善賞(遠野文化奨励賞)