mark 平成26年 遠野文化賞受賞者

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遠野の豊かな文化資源を発掘、調査研究、伝承または活用し、文化の振興に寄与した方に贈る「遠野文化賞」の受賞者が決定しました。

◆遠野文化賞

内藤 正敏氏(東京都在住)

1 選考理由  写真と民俗学の分野で「遠野物語」を読み解き、遠野物語の話者である佐々木喜善の業績をさまざまな折に触れて紹介し続けたことは特筆に値し、遠野文化賞の目的である「文化を活かした元気なまちづくり」にふさわしいものです。  昭和46年から昭和50年にかけて、遠野の風景や人物などを撮影し、昭和58年に春秋社から写真集『遠野物語』を出版。この年は佐々木喜善没後50年にあたる年で、その幻想的な写真とともに「あとがき」で佐々木喜善の生涯を広く紹介しました。  また、この撮影の過程で「金属民俗学」という分野を生み出しました。その成果は写真集「遠野物語」に先立ち「もう一つの遠野物語」(昭和52年、「あるく・みる・きく」29号)や「聞き書き遠野物語」(昭和53年、新物往来社)などで発表された。  平成6年にはちくま文庫から『遠野物語の原風景』を出版。「佐々木喜善の風景」「遠野の民俗」「遠野の宗教」「金属民俗学」など遠野の多くの人々の聞き書きを交え、「遠野物語」の基底を流れる遠野の民俗文化を深く掘り下げ広く紹介し遠野の民俗文化を知る貴重な一冊となっています。なお、同書は「遠野物語」発刊百周年を記念し、平成22年に有限会社荒蝦夷から復刻出版されました。 2 主な経歴  昭和13年、東京生まれ。早稲田大学応用化学科卒業。繊維会社勤務の後、フリーランスの写真家として活動を開始。出羽三山で出会った、飢餓から民衆を救済することを願う即身仏の撮影を経て、東北各地の民間信仰や民俗を中心とした撮影活動を展開。昭和41年、日本写真批評家協会新人賞を受賞。昭和58年、「出羽三山と修験」(昭和57年、佼成出版社)で第2回土門拳小。民俗学的な観点から「ミイラ信仰の研究」(昭和49年、大和書房)、「東北の聖と賎」(平成19年、法政大学出版)他を著しています。

◆遠野文化奨励賞(佐々木喜善賞)

 国内外の若手研究者から遠野に関する論文を募集した「遠野文化奨励賞」については、3点の応募がありましたが、今回は該当なしという結果となりました。 遠野文化賞の表彰は8月23日(土)に開催する「遠野文化フォーラム」で行います。 遠野文化フォーラムについてはこちら→「遠野文化フォーラムを開催します」(リンク)

 

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