mark 博物館のねずみ

皆様、新年明けましておめでとうございます。
今年も遠野市立博物館をよろしくお願いします。

さてさて令和2年、2020年の今年はネズミ年です!!
実は博物館にもネズミがいるんですよ~。
「博物館にネズミなんているわけがない」「管理状況はどうなっているんだ」そんな声も聞こえるようですが、ご安心を!!
ネズミはネズミでも展示品のねずみですよ。

これは寄贈された干支の絵馬になります。作者は分かっていません。
十二支全部あるので、毎年毎年入れ替えているのです。
去年の猪はとても上手に描けていたので、ネズミなんて昔はどこでも見かけただろうから上手にかけているだろう…そんな思いで出してみると…
う~ん??まあ、ネズミ、ネズミですかね…ネズ、米俵ちいせえ!!!!ネズミめっちゃデカい!!!

そのほかにも、博物館でネズミを探してみます。
い、いたーーーーー!!!!!!!!ネズミだ!!梁の上に2匹も!!

こっち見てるぅ。

 

また、米俵を狙ってるネズミもいました。

探してみると結構ネズミがいましたね。
このネズミは常設展示室にいますので、是非探してみてください。

また、博物館ではこのネズミ以外にもいわゆる「隠しキャラクター」が結構隠れていますので、展示品以外もくまなく見てみてくださいね。

(小原)
 

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mark 遠野にかつて存在した、幻の映画館!!

今月12月13日(金)から来年1月26日(日)まで「遠野なつかしの映画チラシ展」を開催中です。

皆さんは、かつて遠野に映画館や芝居小屋があったことをご存知ですか?
遠野で生まれ育った方は「遠野東映」で映画を観たことがあるかもしれません…。
しかし、遠野にはそれ以外にも「中央劇場」「遠野ホール」「多賀座」「吉野座」「遠野公会館」という映画館や劇場があったのです!!
今回の展示では、市民の方からご寄贈頂いた当時の映画チラシを約170点展示しています。
(本当は約400点ほど寄贈頂いたのですが、スペースの関係で170点が展示の限界でした…!!)


映画チラシは映画館別に並べてありますので、それぞれの映画館の特色を探してみてくださいね。
さらに壁には遠野の映画館の歴史や当時の写真なども展示しています。
実際に小学校で使われた映写機や、当時行われていた出張映画館でやくざ映画を観る子どもたちの写真も展示しています。

さらにさらに今回は、日本の映画の歴史についても展示していますよ。
ほんとにものすごく頑張って解説作りましたので、是非見てください!!(いつも解説は担当学芸員が死ぬほど本を読んで一生懸命書いてます)
日本初の女優さん(所説あり)や、明治の大スター尾上松之助、日本の映画は影絵から始まった!?など、普段当たり前のように観ている映画もその歴史は工夫と苦労の賜物で
あったということがよく分かります。
日本映画は明治・大正期にものすごく発展していきますが、映画全盛期は昭和30年代になります。
さらに調べていくと戦争中の映画事情も興味深いことになっています。
今は「娯楽」の面が強い映画ですが、昔はニュースや人気役者の放送や、生物学の映画もあったそうです。

さらにさらにさらに!!
今回は特別に重要文化財千葉家をロケ地にして行われた映画の小道具や当時の撮影写真も展示しています。
(小道具や出演した役者さんのサインなどは千葉家で保存されていた資料になります。)
そしてめったに表に出ることはない(今回が初展示かもしれません)映画「遠野物語」の映画フィルムも展示しています!!
これは『遠野物語』生誕100周年の際に映画「遠野物語」の監督さんから遠野市へ寄贈されたフィルムになります。
保護の観点からフィルム本体を光の下に出すことはできませんが、ケースに入ったままの状態で展示していますので、この機会に是非ご覧ください!!

「趣味は映画観賞です」「自分は映画通」というそこのアナタも!!
映画の歴史も一緒に学んで、真の映画通になっちゃいましょう!!

 

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mark 記念講演会参加者大募集!!


とうとう来週末から「遠野なつかしの映画チラシ展」が開催されます!!
今現在、急ピッチで準備中です!!
しかし日本映画の歴史とは面白いもので、映画の歴史ってこうだったんだ~とか、あの普段私たちが使っている言葉の語源って映画用語なんだ!?といろいろ知ることが出来ます。
私は女優さんが最初全然人気のない職業だったということが一番の驚きでした。

そして!!
企画展に合わせて、遠野の映画館について知ることが出来る記念講座も開催します!!
日にちは12月14日(土)10:00~11:30です。
土曜日に開催しますので、普段はお仕事でなかなか博物館に来る機会がない~!!って人もぜひご参加ください。
内容はかつて存在した幻の遠野の映画館についてです!!
皆さん、遠野には昔映画館や芝居小屋があったことを知っていますか?
「え…知らない…」「なんでなくなってしまったの?」そんな疑問にもお答えします!
また講座の後は、博物館で実際の資料や、日本映画の歴史について学芸員が解説します。
・映画の原型は影絵遊びだった!?
・女優って人気のない職業だった!!
・映画の最盛期っていつ?
そんな疑問や豆知識を交えながら楽しく解説します。

遠野市内外、年齢問わず、面白い講座になっておりますのでぜひ皆様ご参加ください!!

詳細はこちら↓↓

日時:令和元年12月14日(土)10:00~11:30
講師:荒田昌典(遠野文化友の会会長、元遠野市立博物館館長)
場所:遠野市立図書館1階視聴覚ホール
定員:50名
申込:お電話でお申込みください。
申し込み先:0198-62-2340
当時の遠野の映画館の様子や移り変わりについて講座したあとに、博物館で企画展の見学を行います。
遠野の映画館についての詳しい説明や、学芸員による企画展の解説もありますのでぜひご参加ください!!

 

 

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mark ネコちゃん返してください

いつも遠野市立博物館に来ていただき、誠にありがとうございます。

皆さんに悲しいお知らせがあります。
なんと第2展示室で展示しているネコエジコの中のネコのぬいぐるみが、なくなってしまいました。
職員も博物館の中を探しましたが、見つかりません。
おそらく誰かが、鞄か何かに入れて持ち帰ったようです。
このネコのぬいぐるみはボロボロではありましたが、ネコエジコにネコが入るとこうなるという実際に使用した際の様子を伝えるために入っていたぬいぐるみです。
博物館を訪れた小学生にも人気のネコで、いつも皆さんに撫でられていました。

博物館で展示されているものは勝手に持ち帰っていいものではありません。
当館は過去にも体験用においてあるお手玉やおはじき、展示品である魚の模型までも持ち去られたことがあります。
当館ではハンズオンコーナー(触ってもいい展示)を設け、お客様に実際に触れる機会を作りたいと考えていますが、あまりにもこのようなことが続けばそれも考え直さなければならなくなります。

今回のネコのぬいぐるみや今まで間違って持ち帰ってしまったものなどがあれば、受付などにこっそり返してください。
よろしくお願いします。

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mark 特別展の見どころと楽しみ方を紹介します!!

7月19日(金)から9月23日(月・祝)まで夏の特別展「遠野物語と神々」を開催しています。
今回はその見どころや楽しみ方を少しだけご紹介します!!

◆見どころその1【オシラサマ大集合!!一番古いのはなんと約500年前!!】
今回の展示で最も展示の点数が多いのは、遠野でも有名なオシラサマです。オシラサマがどういう神様かは、是非博物館のカッパアニメ「オシラサマ」をご覧ください。
(または、『遠野物語』および「遠野物語拾遺」に載ってますよ)
今回は博物館に寄贈・寄託されたオシラサマや、他の博物館からお借りしてきたものも展示しています。
その中でも一番古いものは1592年のオシラサマ!!これは遠野地方で採取され最古の紀年銘があるものです。(碧祥寺博物館からお借りしました)
1592年だとまだ関ヶ原の戦いすら起こっておらず、豊臣秀吉がまだ存命の時代ということになります。歴史の流れを感じますね。
ちなみに当館が所蔵しているオシラサマで一番古いものは1594年もの。1枚の布を2人で着ているオシラサマです。
是非、博物館で探してみてください!!

◆見どころその2【めっちゃ可愛い!!便所の神様】
岩手県にはあまりなじみのない便所の神様も展示しています。(県南の方はもしかしたら祀っているかな?)
便所は昔からお産や子授けに関係がある場所として、神様や人形を祀る風習が各地にあります。
宮城県でもその風習がありましたが、現在は祀る家も少なくなってきています。
今回は堤人形を作っている「つつみのおひなっこや」さんからご寄贈いただきました、可愛い可愛い便所神と登米市の博物館からお借りした不思議な便所神を展示しています。
堤人形の便所神は女の子と男の子を1体ずつ一緒に祀るのですが、これが手のひらくらいの小さい人形でにっこりしてて可愛いんです!!
頭にも紐飾りでちょこんと結わえてて「これ現代のトイレでも普通に飾れるのでは」と思うくらいです。
また、登米市の博物館からお借りした便所神も変わった姿をしています。これは和紙で出来ていて、男女が裏と表にくっついた状態になっています。
同じ宮城県でも土から作る便所神と和紙で作る便所神があるのは、面白いですよね。

◆見どころその3【怖い?むすっとしてる?カマ神様!!】
火は昔から神聖なものとして様々な信仰を集めてきました。
カマ神様もその一つで、今回お借りしたカマ神様は岩手県南部から宮城県にまたがる旧仙台藩の地域のものです。
今回お借りしたカマ神様は木を彫って作った木製のものと、土を固めて作った土製のものがあります。目や口には貝を使用しているものもあります。
さらに面白いのは、このカマ神様は作った当時のその家の当主の顔をモチーフに作られているんだそうです。そう思うとこの顔も怖さが薄れ、見守ってくれてるんだなと感じることが出来ますね。

◆見どころその4【ほんとは良い神様、ナマハゲ(来訪神)】
皆さんナマハゲと聞くと、どんなイメージですか?
悪い子をこらしめにくる神様?怖い顔で集落を歩き回る神様?
いえいえ、実はナマハゲはとっても良い神様なんです。
ナマハゲやスネカなどは「人間の世界に来てくれる神様」なのですが、この神様は本来小正月をお祝いに来てくれる神様なんです。
お祝いに来てくれた神様は今年の幸福をもたらしてくれるのですが、その時に家になまけものがいると同時に叱ったり、寒い冬に火にあたってばかりいる人にできるヒダコをそいでて諫めてくれる神様でもあるんです。
(ちなみにヒダコは火に当たってる場所に出来るまだらの内出血みたいなもので、皮膚の下に出来るのでこれを剥ぐということはつまり皮ごとごっそりいくということです……結構容赦ないぞ!!)
また、鬼の館からお借りした岩手県大船渡市のスネカという神様は悪い子を実際にさらったりするらしく、背中にはさらってきた子が入ってます。


このナマハゲやスネカのように人間の世界に来てくれる神様、来訪神の信仰は広い地域で行われており、2018年にはユネスコの無形文化遺産にも登録されました。

◆おまけ:特別展を楽しむための秘訣!!【『遠野物語』、「遠野物語拾遺」を読破&持参せよ!!】
今回の特別展は「遠野物語と神々」というタイトルです。
タイトル通り、『遠野物語』や「遠野物語拾遺」に実際に登場する神様が今回展示されています。
そこで、1回でもいいので『遠野物語』や「遠野物語拾遺」を読んでおくと「おっ!これはあの話に出てくる神様だな」とか「本当にあったんだ」と感動したり、考えを深めたりすることが出来るかと思います。
「文字を読むのが得意じゃない」「活字が好きじゃない」そんな人もいるとおもいますが、そんな人には『水木しげるの遠野物語』がおすすめです!!
これは『遠野物語』を水木しげる先生が漫画にしたものなので、字よりもずっと読みやすいと思います!(注意すべき点は水木先生の解釈も混じっているので、気になる人は原文も一緒に読むことをおススメします)
また「難しい文章が読めない」「遠野物語って古い言葉で書いてあって読みづらい」そんな人には口語訳された『遠野物語』がおススメです!!口語訳は今の言葉で書かれているのでかなり読みやすくなってます。(難点は読みやすさを重視したため、元の文章より文章の量が多くなることですかね……)
これすらも突破して「長い文章が読めない」そんな方もいるかと思いますが、安心してください!!なんと『遠野物語』&「遠野物語拾遺」にはたった3行(文庫本サイズの本で3行分しかないです)しかないお話もあります!!
というかこの2つは1つ1つのお話がとても短いので、すいすい読めてしまうんです。
なので、寝る前に1話、通勤時間に1話、トイレで1話など、少しの間にさらっとでも読んでみてください。
それでもわからない場面などがありましたら、お気軽に学芸員にお尋ねください。

このほかにも、枕の形をした山の神様、聖徳太子信仰であるオタイシサマ、13人目に数えるサンスケなど、ここに書き切れない資料もたくさん展示しています。
是非期間中に博物館にお越しください!!

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