mark アーカイブズ・カレッジ見学


11月11日~16日に遠野市立図書館で、国文学研究資料館主催の「アーカイブズ・カレッジ」が開催されました。このプログラムの中で、15日に行なわれた「アーカイブズの保存修復」という講義を見学しました。

アーカイブズ・カレッジは、アーカイブズ(記録史料)の収集・整理・保存・利用等に関する専門的知識、技能を学ぶ講義です。

見学させていただいた講義は、破損した文書資料の2種類の修復方法の実演でした。

1つ目は破損した資料の裏に、小麦粉でんぷんのりで和紙を貼る「裏打ち」という方法です。この方法は、遠野文化研究センターでの文化財レスキュー活動で私たちも行なっていますが、講師の正確な処置と丁寧な説明に、改めて勉強になりました。

                                   裏打ちの様子

2つ目は資料を専用の台に乗せ、紙繊維を混ぜた水を流し込んで吸引し、資料の欠損部を埋める「リーフキャスティング(漉き嵌(は)め法)」という方法です。水を流し込む前にも、資料に傷をつけないようにピンセットでシワを伸ばす等、高度な技術を要する作業で、1日にできる資料は60枚ほどということですが、思った以上の資料の仕上がりに感動しました。

         資料を整える       紙繊維を混ぜた水を流し込む

吸引器で余分な水を吸い取る

短い時間ではありましたが、普段では出来ない貴重な体験をすることができました。今回の体験を、今後の活動に活かしていきたいと思います。

【伊藤】

カテゴリー 調査・研究