mark 遠野郷八幡宮例大祭


毎年9月13日~15日に執り行われる遠野郷八幡宮例大祭。
今年は台風の接近に伴う大雨と強い風が吹きつけるなか、遠野南部流鏑馬と馬場めぐり芸能奉納が行われました。

あいにくの天候にも関わらず、馬場では大勢の見物客が流鏑馬奉納を待っていました。
3人の射手奉行がそれぞれ3回、的を狙って矢を射ます。
疾走する馬の上から矢を放つスタイルはよその流鏑馬と一緒ですが、遠野の流鏑馬が他と違うのは「介添(かいぞえ)奉行」の存在です。射手奉行の後を追って、「よう射たりや~」と射手を褒めながら馬場を走り抜ける介添奉行に、初めて見る人は驚くそうです。
近くで流鏑馬見物をしていた子どもは介添奉行が声をあげるたび、「ようドイツ~」「ようフランス~」とはしゃいでいました。
この遠野っ子のお約束ギャグ、子どもだけでなく大人もつい口にしてしまうらしいです。
 

境内中に響く声で「よう射たりや」と連呼しながら疾走する介添奉行

この八幡宮の馬場は市指定史跡でもあります。 遠野南部第23代南部義長が、延宝2年(1674)に現在の場所に八幡宮を造営・遷宮した際に2町の馬場を整備し、以来ここで流鏑馬や馬場めぐり神事が奉納されてきました。 また、馬場のコースに沿って土堤が続いていますが、これは寛政6年に築きなおされた土堤が現代まで残っているものです。 土塁や土堤が好きな私は、ここを見るとテンションが上がります。 遠野八幡宮に行った際にはぜひ見てほしい場所のひとつです。
流鏑馬奉納終了後、御神輿や郷土芸能団体が馬場を巡ります。 一部の団体は残念ながら欠席となりましたが、雨にも関わらず力強い踊りを奉納する郷土芸能の担い手たちに拍手が起こっていました。 下2枚の写真は特別奉納に招かれた大槌町の吉里吉里鹿子踊り。案山子踊りという演目を初めて見ました。とても面白かったです。    
参加団体のみなさん、運営の神社関係者の方々、本当にお疲れ様でした。 【松浦】
カテゴリー まつり・イベント, 郷土芸能