話者 佐々木喜善について

話者 佐々木喜善 ~昔話研究の先駆者

佐々木喜善

佐々木喜善は、明治19年(1886)10月5日、岩手県西南閉伊郡栃内村(現遠野市土淵町)に生まれました。

明治36年に岩手医学校を中退し上京、早稲田大学在学中に水野葉舟の紹介で柳田國男と出会い、遠野の話をしました。

それが遠野での「目前の出来事」「現在の事実」として『遠野物語』に結実しました。

明治44年に遠野に帰り、土淵村長などの公職を歴任しつつ、昭和8年(1933)48歳で世を去るまで創作と民俗資料の収集に明け暮れました。

喜善が民俗学に果した大きな業績は昔話の採集で、大正11年(1922)に発刊された『江刺郡昔話』によって初めて「昔話」という言葉が使用されたといわれています。折口信夫や金田一京助は、その先駆的な業績から喜善を「日本のグリム」と讃えています。