mark 【第一回地域講座「地名と屋号に秘められた松崎の歴史」報告】


日時:平成29年11月18日(土)10:00~11:30
場所:松崎地区センター「会議室」
講師:前川さおり(遠野文化研究センター調査研究課 課長補佐)
内容:「地名と屋号に秘められた松崎の歴史」。

報告:
今回の地域講座は、「松崎町の地名と歴史を知ろう!」ということで松崎地区にお邪魔しました。
第1回は「地名と屋号に秘められた松崎の歴史」と題して行い、最初に松崎の字(あざ)と屋号について、当文化研究センター前川課長補佐が解説しました。
字(あざ)とは市町村内を小さく区分した地名表示のことで、大字(おおあざ)と小字(こあざ)があり、もともとは同一時期に開発された田畑などのひとまとまりを指す呼び名でしたが、江戸時代に検地帳に登録されて固定化し、さらに明治初年の地租改正で再編整理され、現在の土地台帳記載のものになりました。
また、屋号とは「家」に付けられる称号で、農山漁村では、「家の地位」「所在地」「特徴」などを屋号としているため、ムラの歴史を内包した貴重な史料となっています。
最近では急速な都市化が進み、しかも町名変更もあって忘れ去られつつある地名や屋号がたくさんあります。しかし、これらの地名や屋号によって、土地や「家」の特色、歴史が残っていくため、大変重要であると考えられます。
以上の解説を聞いた後、参加者のみんなで松崎町の大きな地図に“それぞれの住む場所に字名を書いたフセンを貼ってみる”という体験学習をしました。自分の住んでいる字名を再確認したり、その地名の由来について参加者同士で教え合うなど、楽しみながら熱心に取り組んでいました。
その後、「自分の家の屋号を発表しよう!」ということで、屋号のある人は自分の家の屋号とその由来を発表し、屋号の分らない人やない人は自分の家の歴史や所在地などから新しく考えて発表しました。
最後に赤坂所長は「地名には歴史がある。松崎の地名を見ていると、一つ一つその歴史が目に浮かんでくる。遠野は歴史や文化を大事にしているところ。遠野物語には、たくさんの屋号が出てくる。これは地名や屋号を理解していないと出来ないこと。」と語りました。

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カテゴリー 市民講座