mark 【地域講座第2回「綾織の中世?謎多き『谷地館跡』」】


 日時:平成28年11月19日(土)
場所:綾織地区センター 和室
講師:綾織町6区元自治会長 鈴木良悦
内容:「綾織の中世?謎多き『谷地館跡』」
 
報告:
 今回の土曜講座も寒い中たくさんの方に参加いただきました。 
 講師である鈴木さんはこの講座にあたって近隣住民に聞き取り調査も行っており、谷地館跡復元図と共に、それに関連した歴史や屋号、地名の由来について解説しました。
 文治5年(1189)、源頼朝が東北に攻め入り奥州藤原氏が滅亡。この奥州合戦で功績を挙げた阿曽沼氏に遠野郷が割り当てられ、その家臣である宇夫方広房が派遣されました。谷地館は、その孫である広治が嘉禎元年(1235)に築いたと言われています。この時代の城の多くが高台や台地にあるのに対し、天然の谷地を利用し、平地に築城されているのが谷地館の大きな特徴です。
 周辺の屋号や地名にも谷地館の名残がうかがえます。鈴木さんは自身の「堀合」という屋号について、「上堀と下堀の間にあり、谷地館の堀が合わさった個所である」と説明しました。また「札場」については、通行手形である札を持っていないと通れない関所(札場)が猿ヶ石川前にあったため、と教わったそうです。
 赤坂所長は「地名の掘り起しによって歴史が立体的になる。谷地館から遠野の歴史が始まっているのかもしれませんね」とまとめました。
 参加者の皆さんからの質問や意見交換も盛り上がり、講座がより充実したものになりました。中でも前回の講座に触発され、紹介された場所へ実際に足を運んだり、自分で家系図を起こしてみたりしたという方もおり、こうした講座が地域史をひも解くきっかけになることを改めて実感しました。

 

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カテゴリー 市民講座