mark 土曜講座 所長講座第3回活動報告


日時:平成27年7月11日(土) 10:00~11:30 講師:遠野文化研究センター所長 赤坂憲雄 内容:「司馬遼太郎 東北を行く」 報告:  今回の土曜講座は、民俗学者の赤坂憲雄所長の著書『司馬遼太郎 東北を行く』を題材に開催しました。  司馬遼太郎は、大正12年(1923)大阪府生まれ。NHK大河ドラマの原作で知られている『坂の上の雲』のほか、『燃えよ剣』、『新撰組血風録』『菜の花の沖』など数多くの著作があります。昭和46年(1971)「週刊朝日」に連載が始まった『街道をゆく』は、司馬が亡くなる平成8年(1996)まで続きました。司馬がたどった街道は、国内は北海道から沖縄まで、そして、アイルランド、オランダ、モンゴル、台湾などの海外へと広く及んでいます。司馬自身街道を歩き、その土地に住む人々の文化や暮らしをまとめました。  本講座では、赤坂所長が『街道をゆく』の中で取り上げられている東北を紹介。大阪生まれの司馬から見た東北の姿がどんなものであるかを語りました。東北が相次ぐ凶作や飢饉にあいながらも稲作を続けてきたことに対し、司馬は「蜜と乳の流れる山河になっていたかもしれない」と、北欧の国のような酪農の可能性が東北にもあったのではないかと考えていたことや、歴史の敗者として位置づけられてきた会津に対しての強い思い入れについても語りました。  講座の最後には、5月から3回にわたって開催した所長講座を総かつ。『忘れられた東北』『岡本太郎の見た日本』『司馬遼太郎 東北を行く』の三冊の著作について、「稲作以前の東北」という共通したテーマがあることを語りました。  講座終了後は、恒例のジャンケン大会が行われ、3名に所長のサイン入り『司馬遼太郎 東北を行く』が手渡されました。   

カテゴリー 市民講座