mark 「やさしい遠野の歴史と伝説」 第三回<近世篇>報告


日時:平成25年2月9日(土) 10:00~11:30 場所:遠野文化研究センター 大会議室 内容:「江戸時代はじめのころの遠野」    前川さおり(遠野文化研究センター 調査研究課 主査兼学芸員) 報告:  第3回を迎えた土曜講座「やさしい遠野の歴史と伝説」は近世篇です。  中世、遠野を治めた阿曽沼氏の支配が鱒沢氏ら家臣の反旗によって終わった後、遠野の治安は乱れます。  そこで盛岡藩初代藩主・南部利直は、現在の青森県八戸市周辺を治めていた根城南部氏・南部直義に遠野へ村替えを命じました。寛永4年(1627)、直義は先代の女大名・清心尼と共に遠野入りし、その治世が始まります。  遠野は盛岡藩と仙台藩の藩境であり、さらに金山を有していたため、特別に独自の警察権と裁判権が与えられました。また、商業奨励のため一日市町、六日町に町人の家を配置して市を開催、敵の侵入を防ぐ鍵形の小路や枡形の築造など、現在の町並みの原型となる街づくりも行われたのです。  講座では宝暦13年(1763)にかかれた遠野の歴史書『遠野古事記』をもとに、武士や町人の暮らし、飢饉のこと、またその時代から妖怪が城下町に出ていたことなどを紹介しました。  講座の終了後、赤坂所長は「『遠野物語』は昔話(フィクション)というイメージだったかもしれないが、遠野の歴史文化を抱え込んだ生々しい事実だ。もっと『遠野物語』の本の向こうに横たわる歴史を学んでほしい」と語りました。   「やさしい遠野の歴史と伝説」最後は近代篇です→こちら

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