mark 【平成29年 遠野文化賞・佐々木喜善賞受賞者】


 遠野の豊かな文化資源を発掘、調査研究、伝承または活用し、文化の振興に寄与した人に贈る「遠野文化賞」ならびに、遠野に関する自由な表現作品を表彰する「佐々木喜善賞」の受賞者が決定しました。

 

◆遠野文化賞

受賞者  遠野昔話語り部の会

 

≪選考理由≫
 遠野の昔話は、従来から語り部として個人で活動している語り部と、語り部養成のための昔話教室の受講者が結成した「遠野昔話語り部 いろり火の会」で活動する語り部により、催事や観光イベントなどで披露しながら継承育成活動が行われてきた。
 平成26年4月に、昔話語り部の一体的な活動と継承を目指して、「遠野昔話語り部の会」を結成し、新たな活動をスタートした。「とおの物語の館」や「あえりあ遠野」で定期的に昔話を披露し、「遠野昔ばなし祭り」を始め、遠野市内外の各種イベントやテレビなどの各メディアに出演し、これまでの実績を生かしながら遠野の昔話の魅力を伝えている。また、「昔話教室」の講師などを務め、語り部1000人プロジェクト認定の昔話の語り部の指導など後継者の育成にも力を注いでいる。
 「語り」の文化が全国的に衰退していく中で、これからも日本の貴重な伝承文化である遠野の昔話を語り継ぎ、「民話のふるさと遠野」を全国に発信し、次世代に繋いでいくことを期待する。

 

◆佐々木喜善賞(遠野文化奨励賞) 応募作品20件
 
受賞者     小説 都築隆広 / 原案・イラスト十凪高志
受賞作品 小説イラスト「長者屋敷の寝られぬ座敷」

 

≪選考理由≫
 佐々木喜善が幻想小説家であったことを想起させてくれるファンタジー小説で、マヨヒガやザシキワラシ、カッパなどをモチーフにして佐々木喜善や『遠野物語』との係わりをきちんと押えながら、現代の遠野を舞台に若々しい感性で魅力のあるキャラクターづくりに成功している。文章もしっかりしていて遠野の不思議さが見事に活写され、読者を引き込む面白さでは応募作品の中で群を抜いている。

 

佐々木喜善賞には通常「佳作」はないが、今回の応募作品の中で最後まで選考に残り優れた作品であった下記の2点に対し、今回のみ特別に佳作を設けて表彰する。

 

◆佐々木喜善賞「佳作」

 

受賞者  辻村博夫
受賞作品 随筆「飢餓の記憶 遠野物語遠景」

≪選考理由≫
 飢餓の記憶は、飽食の現代においてショッキングなものであり、『遠野物語』の原点として忘れてはならないものであることを気付かせてくれた作品である。

 

受賞者  立花 紘
受賞作品 映像「遠野 馬好き物語」

≪選考理由≫
 じっくりと時間をかけて丁寧に撮影されているドキュメンタリーとして好感が持てる。地元民の温かな眼差しで捉えた馬と人の暮らしに心和むものがあった。

 

遠野文化賞、佐々木喜善賞の表彰は、8月20日(日)に開催する「遠野文化フォーラム」で行います。遠野文化フォーラムについてはこちらをご覧ください。→<平成29年度遠野文化フォーラム「伊能嘉矩生誕150年~郷土研究の生涯をめぐって」を開催します>(リンク)

カテゴリー 遠野文化賞・佐々木喜善賞(遠野文化奨励賞)