mark 企画展「加守田章二とその弟子たち」を開催します


10月14日(金)から11月23日(水・祝)まで企画展「加守田章二とその弟子たち」を開催します。
今回の企画展は平成27年度に沼田功氏から加守田章二陶房ゆかりの作品111点の寄贈を受けたことを記念し、当館所蔵の加守田章二作品、長男で陶芸家の加守田太郎氏の作品のほか、遠野時代の弟子たちの作品などを展示し、その生涯と弟子たちに与えた影響について紹介します。
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加守田章二(1933-1983)は、大阪府岸和田市に生まれ、20世紀後半の日本陶芸界に、異色の才能を燦然と輝かせた陶芸家です。高校時代から美術の才能を発揮し、京都市立美術大学(現・京都市立芸術大学)に進み1956年に卒業後、茨城県日立市の日立製作所関連の製陶所などで働いた後、1959年栃木県益子町に窯を借りて独立し、本格的な作陶生活を始めました。
1961年、鉄釉作品で妻昌子とそろって日本伝統工芸展に初入選したのを皮切りに、1967年には陶芸家として唯一、第10回高村光太郎賞を受賞。同年、伝統的な作風からの脱却を考えて日本伝統工芸展への出品をやめ、岩手県遠野市を初めて訪れました。
その後、遠野の新しい陶房と単窯で修行僧のように制作に励み、曲線彫文、彩陶など新境地を次々と発表し遠野時代を確立しました。1974年には、40歳の若さで、陶芸家初の芸術選奨文部大臣新人賞(美術部門)を受賞、デザインを研究し、独創的な器形を広く展開した加守田の作品は、従来の陶芸の概念を超え、多くの人を引きつけるとともに高い評価を受けました。50歳を前に夭折し多くのファンに惜しまれました。

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この企画展は11月23日(水・祝)までとなっております。
皆さま是非お越しください。

(小原)

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