mark 山口の水車小屋改修工事完成披露会


国の重要文化的景観に選定されている土淵町山口集落のシンボル、水車小屋が改修され、この度完成しました。 改修前   改修後 (改修前)               (改修後) 改修前は屋根の痛みが激しく、地盤は沈下し、建物の土台は腐れが生じていました。また、小屋の内部も水車の動力で動く杵や臼がありましたが、油汚れや壊れて利用できない状態でした。 解体修理をするに当たり、今後水車小屋をどのように活用していくのか、地元の方々や岩手大学の学生さんたちで平成26年からワークショップを開催し改修方針を決定。その結果、全体の雰囲気を残しつつ壊れないようにしっかり修理し、杵や臼などの内部も活用できるように改修することが望ましい、という意見になりました。 工事は平成27年9月に始まりました。10月に建物をすべて解体した後、沈下しないように地下にコンクリートを打って基礎を強化。その後、組み立ては使える部材を再利用し、新材は主に国産のアカマツやクリを使い、遠野産のカヤで地元の職人が屋根を葺き完成しました。内部も石臼を新調し、脱穀や製粉が出来るようになりました。 解体  萱葺き 先週5月14日には改修工事完成披露会を開催。 地元の方々や関係者が見守る中、水車小屋に流れ込む水路の水門が開けられ、無事に水車と杵が動きました。臼に入れられた米が10分もしないうちに粉になり歓声が上がりました。 また披露会では、婦人会の方々が上棟式や落成式の時に唄われる「地固め節」を踊って、水車小屋の完成を祝いました。 搗き初め  地固め節 新しい水車小屋の壁は無塗装のため、数年後には色が落ち着いて風景になじんでくるそうです。 黄金色に輝く水車小屋を見ることが出来るのは今だけです。ぜひ、山口集落に足を運んで見に来てください。  水車小屋 【樋口】

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