mark 沓掛観音窟


上郷町細越にある沓掛観音窟の氷柱が新聞の一面を飾り、広く知られるようになったため研究センターにもいくつか問い合わせがありました。 けれど恥ずかしながら一度も見に行った事がなかったので、良く晴れた日に行ってきました。 氷柱も氷筍も洞窟の岩の割れ目から滴る雫が凍ったものです。 氷筍は雫が地面に落ち一瞬で凍りついてできるので、タケノコのように上向きに大きくなります。 あまりに寒すぎると滴り落ちることなく氷柱になってしまうので、洞窟内が-3℃くらいの気温のときが氷筍の好条件だそうです。近くで見られる氷筍は成長途中といった感じでしたが、洞窟の高いところにできたものは目測で1メートルくらいありそうでした。大きくなる過程で気温差があったのか、透明な層と空気の入った白い層が交互になっていて、確かにタケノコのように見えます。 3枚目、岩の間に白い氷筍がニョキニョキ林立しているのが見えました。なんだかムーミンのニョロニョロみたいです。    新聞に載る以前から、地元の人にとっては知る人ぞ知る冬の景色だったそうです。私が行った時には2、3人の先客がいて、カメラを片手に洞窟内を歩いていました。 訪れる人が多くなり、大勢の人がこの光景を楽しめる機会を得た反面、困ったことも起こるそうです。 氷柱や氷筍を折っていく人がいるそうです。あまりにきれいなので手を伸ばしたくなる気持ちは誰もが持つと思いますが、ぐっと堪えましょう。 自然が作り出した景色は誰のものでもありません。 氷柱や氷筍の美しさを独り占めせず、自分の後に訪れる人たちとこの景色を共有できるように心がけてほしいです。 【松浦】

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