mark 特別休館日のお仕事

あけましておめでとうございます。

本年も遠野文化研究センターをよろしくお願いします。

 

今回の学芸員日記は図書館・博物館の特別休館日の業務についてです。

図書館と博物館には11月24日から30日まで特別休館日があります。(博物館は1月28日~30日も資料特別整理日です)

博物館ではマルチスクリーンやタッチパネルなど主に機器の点検を行っております。さらに展示されている民具の掃除も行います。木製の民具は渇き過ぎると割れてヒビが入ってしまい、湿気が多すぎてもカビが生えてしまったりするので管理が大変な資料です。

また図書館ではこの休館日に職員全員が総動員して蔵書の点検を行います。学芸1

(点検のために積まれた本たち)学芸3

図書館外の施設や収蔵庫にある約17万冊の本の点検を7~8人でひたすら機械で本のバーコードを読み取っていきます。

また季節やテーマを決めたコーナーも製作していきます。

(クリスマスツリーを組み立てる職員)学芸2

 

毎年この時期の図書館職員はとても忙しく、それでも一週間できちんと点検を終える仕事の速さに感心してしまいます。

特別休館日期間はせっかく来て下さったお客様にご迷惑をかけてしまいますが、裏ではこんなに頑張っている職員がいるという事も心の片隅にちょこんと置いておいて下されば嬉しいなあ。

(小原)

カテゴリー その他

mark 企画展「水木しげる一周忌追悼展」開催しました

12月1日(木)からミニ企画展「水木しげる一周忌追悼展」を開催しました。

博物館の玄関前には博物館ゆかりの水木しげる氏関係資料が並んでいます。この展示は今年11月29日に遠野郷板澤しし踊り保存会からサイン入りの太鼓を寄贈されたこと、また11月30日は水木しげる氏が亡くなって一周忌にあたることから、業績を偲び追悼するために開催しました。

この展示の見どころはなんといっても寄贈された太鼓です。大きな太鼓に丸くてかわいい目玉おやじのようなイラストとサインが施されています。

3加工済み

また資料の中には当館長が水木しげる氏お別れの会に出席した際に頂いた色紙も展示しています。2加工済み

この展示は12月1日(木)から来年1月27日(金)まで開催されますので、皆さんぜひお越しください。

1 加工済み

太鼓を眺める職員たち。

(小原)

カテゴリー 博物館

mark 遠野市と福崎町(兵庫県)

平成26年、柳田國男ゆかりの地である兵庫県福崎町と遠野市が、友好都市を締結しました。
そして、本年度も文化交流の一つとして、それぞれの市町が展示を開催します。
本展は、遠野市において「柳田國男と兄弟の絆 福崎町」を発信し、柳田國男の業績と福崎町を紹介するものです。ふくさき1
柳田國男には、4人の兄弟がいました。長兄松岡鼎は苦学して医者となり、次兄井上通泰は眼科医の道を進み、2人の兄は生涯にわたって物心両面から弟たちを支え続けました。弟たちは兄を敬い感謝し、それぞれの道で大成しました。
本展では、遠野市のみなさまに5人の兄弟を広く知っていただくため、その業績を紹介するとともに、兄弟の絆に焦点をあてた展示を行います。ふくさき2ふくさき3

ちなみに、兄弟関係は下記の通りです
長男 松岡鼎
三男 井上通泰
六男 柳田國男
七男 松岡静雄
八男 松岡映丘

会期:平成28年10月8日(土)~11月6日(日)
場所:遠野市立博物館エントランス

カテゴリー お知らせ

mark 企画展「加守田章二とその弟子たち」を開催します

10月14日(金)から11月23日(水・祝)まで企画展「加守田章二とその弟子たち」を開催します。
今回の企画展は平成27年度に沼田功氏から加守田章二陶房ゆかりの作品111点の寄贈を受けたことを記念し、当館所蔵の加守田章二作品、長男で陶芸家の加守田太郎氏の作品のほか、遠野時代の弟子たちの作品などを展示し、その生涯と弟子たちに与えた影響について紹介します。
かもた加工1

加守田章二(1933-1983)は、大阪府岸和田市に生まれ、20世紀後半の日本陶芸界に、異色の才能を燦然と輝かせた陶芸家です。高校時代から美術の才能を発揮し、京都市立美術大学(現・京都市立芸術大学)に進み1956年に卒業後、茨城県日立市の日立製作所関連の製陶所などで働いた後、1959年栃木県益子町に窯を借りて独立し、本格的な作陶生活を始めました。
1961年、鉄釉作品で妻昌子とそろって日本伝統工芸展に初入選したのを皮切りに、1967年には陶芸家として唯一、第10回高村光太郎賞を受賞。同年、伝統的な作風からの脱却を考えて日本伝統工芸展への出品をやめ、岩手県遠野市を初めて訪れました。
その後、遠野の新しい陶房と単窯で修行僧のように制作に励み、曲線彫文、彩陶など新境地を次々と発表し遠野時代を確立しました。1974年には、40歳の若さで、陶芸家初の芸術選奨文部大臣新人賞(美術部門)を受賞、デザインを研究し、独創的な器形を広く展開した加守田の作品は、従来の陶芸の概念を超え、多くの人を引きつけるとともに高い評価を受けました。50歳を前に夭折し多くのファンに惜しまれました。

かもた2

かもた3
この企画展は11月23日(水・祝)までとなっております。
皆さま是非お越しください。

(小原)

カテゴリー お知らせ, 博物館

mark リトアニアと遠野

リトアニア共和国はヨーロッパのほぼ中心に位置するバルト三国の一つです。 日本とは戦前から外交関係があり、1939年に当時の暫定首都・カウナスに領事館が開設されました。この領事館は第二次世界大戦時、領事代理であった杉原千畝(すぎはら ちうね)がポーランドなどから逃れてきたユダヤ系避難民に対して日本通過ビザを発給した場所としても知られています。日本外務省の反対を押し切って発給したこのビザによって、約6000人の避難民がナチスドイツの迫害から救われました。後年、千畝はイスラエルから「諸国民の中の正義の人賞」が授与され、世界的に高く評価されています。 この千畝の勇気ある決断と実行には、正義感あふれる妻・幸子(ゆきこ)の力強い支えがありました。幸子の父・菊池文雄は遠野出身であり、市内には杉原千畝・幸子夫妻の顕彰碑が設置されています。 DSC_7886 今年7月、在リトアニア日本大使館の重枝大使がそういった縁で遠野を訪問し、記念に大使館からリトアニアの絵本5冊が遠野市に寄贈されました。10月6日(木)まで市立図書館のカウンター前にあるミニコーナーに展示しています(貸出不可、閲覧のみ)。日本ではなかなか見ることのできない、リトアニア語で書かれた絵本です。言葉はわかりませんが、表紙の裏には大使館の職員による絵本の日本語の説明があります。 絵も可愛いのでぜひ手に取ってご覧ください。 DSC_0238

カテゴリー 遠野あれこれ